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10.72019
Googleマイビジネス登録しました | 寿司店の場合
Google マイビジネスの登録サポートと Google ストリートビュー用の360度写真撮影で、福岡県春日市にあるとあるお寿司屋さんにお伺いしました。(恥ずかしいとのことで店名をお出しするのはNGです…残念。)
訪問前に Google 検索・マップの表示情報を確認したところクチコミ件数7件、評価は4.7と高評価ですが手を付けられていなかったために、写真は一人のお客様が2018年4月に投稿している7枚のみと少し寂しい状況です。
この状況から Google マイビジネスを利用して集客・PRを行う際の”狙いと意義”について解説してみます。
| 気が付くと環境が全く違うものになっている
この寿司店が開業されたのはバブル景気が終焉を迎えつつある1990年代初頭です。 当時”ティラミス”の大ブームが起き、スイーツという言葉が一般化し始めた頃です。 もちろんインターネットは、一般的に利用されておらずアメリカの主要IT企業GAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)もApple以外の会社はまだ誕生すらしていません。
当時、飲食店を知る方法としてはタウン誌や雑誌・テレビ等のメディアや人づてが中心でした。 開店後は人づてに『美味い寿司屋がある』ということでファンや新規のお客様を増やしてこられてきたそうです。 ただ30年近い時が過ぎると90年代にバリバリと仕事をしてあったお客様の層は頻繁に寿司店を利用することもなくなり、同時に取り巻く市場は、回転寿しの台頭や食文化の多様化により当時と大きく変化してしまった為に、俗にいう「回らないお寿司」で検索をすると「ハードルが高い」という関連ワードや記事が多く表示されてしまうように、一般市民からするとカウンターで食べる寿司は少し縁遠い存在になってしまったかもしれません。
まだ日本が失われた20年になる前には、会社の上司に連れられカウンターで寿司を食べる機会などがあることで、自然と寿司屋のマナーなどを学ぶこともありましたが、時代が移り変わってお寿司屋さんに接する機会が減ってしまうと、どうしてもメディアなどで面白おかしく流される”値段が分からない(時価)・マナーが難しい・気難しい職人気質の大将がいる”ような偏った情報でイメージが作られるために更にハードルが高くなってしまいます。
このように周囲の環境が気づかぬうちに徐々に変化し、そこにテクノロジの発展が重なってしまうと、今までの人づてを中心とした集客だけでは行き詰まりを迎える危険性が出てきてしまいました。 またインターネットが一般化する前にお店を開業して日々のお客様を相手に仕事をされていると、なかなかインターネットについて学ぶ機会もないままに時間が過ぎ、また進化が急速にすすんでしまうと何から手を付けていいのか分からない…そんな状況に置かれてしまうのも仕方がありません。 特に長く続いている地方の老舗ほど、このような状況になっているようです。
実際、インターネットを使った集客に取り組まなければいけないと思っているが、知識がないので何から手をつけていいのか分からないという50代以上の経営者の方々からの問合せが最近増えています。 ここ20年ほどのインターネットに関するテクノロジの急速な発展と、それ以前からあったやり方との間に近年大きなギャップが発生してきている証左だと感じます。
このような状況を打開するために、まずはインターネット検索の最大手であり、国内で月間約4,000万人が利用する Google マップに表示される店舗の情報を管理できる Google マイビジネスから取組みを始めるのが、他の様々なサービスよりもハードルも低く効果も期待できます。 では実際にどのように活用を計画し運用をはじめたのか、その狙いについて次で解説してみます。
|まずはお店に対するハードルを下げる
お客様の立場からすると、お寿司屋さんに対する心理的なハードルはいくつかあると思いますが、最大のネックになるのは“分からない”ことからくる不安という点ではないでしょうか。 値段が高いんじゃないか、マナーがうるさいのではないか、注文が難しいのではないか、板前さんが気難しいのではないか…そんな分からないことからくる不安を感じてまで、わざわざ寿司店に行こうと思うお客様は少数ですし、だったら気軽に入れて不安もない回転寿司でいいやとなるのも当たり前です。
では、どうすればお客様に『お寿司屋さんに行ってみようか』と思ってもらえるのでしょうか。 その解決策としてはやはり“情報発信”をしていくことにつきます。 その情報発信を行っていく上で、今までインターネット関連のサービスをあまり触ったことがない方にも取り組みやすいのが Google マイビジネスです。
Google マイビジネスを利用すると、Google マップや検索結果に表示される店舗情報に、メニューや価格を掲載することでお客様の金額についての不安を取り除けます。 また寿司店で注文は「タイやヒラメなどの白身から頼みはじめて徐々に味の濃いものにする」とだけ聞くと注文が難しいと感じますが、マグロなどの味の濃いものを先に食べて、次にヒラメやタイなどを食べると白身魚の味わいが分かり難くなるから先に白身魚を食べる方がいいんですよ、と投稿機能などで発信してあげることで、お客様にとって意味が分からなかったことが理解できるようになります。 また写真投稿機能の”チーム”に板前さんやスタッフの方達の写真をあげておくことで、お客様に親しみやすさをアピールすることもできます。
大切なことは、今までは情報を発信しなくてもお客様が来てくれていたお店であっても、状況が変わってしまうことで情報を発信して集客をするという行動が必要になる場合もあることを理解しておくことでしょう。
今回、お手伝いをさせて頂くお客様においては、これらの情報発信をまず始めることでお店のことを知ってもらい、お客様の心理ハードルを下げていく取組みから始めました。 いきなり何かが変わることはありませんが、年末年始が近づくころには状況に少し変化の兆しが出てくるでしょう。 取り組まなければ時間が経つごとに状況は厳しくなっていきますが、取り組み始めて継続することで変化を起こすことができます。
『いままで何もしなくてもお客様が来てくれていたんだがな…』と感じてある、長く営業されてある店舗ほど集客について考えてみるタイミングなのかもしれません。
今回の記事を読んで、最近お客様が徐々に減少しているとお悩みの方々、Google マイビジネスについて使ってみたいけど何から手をつければいいのか相談したいと思われた方は、当社CIENSにご相談ください。(九州内の店舗に向けたサービスです。お電話やメールでのやり取りでよろしければ無料で全国の対応しておりますので、お気軽にお問合せ下さい。)
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