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Google マイビジネスって何?

Googleマイビジネスのロゴ

2019年10月の消費税の増税後、危機感を持った多くの店舗様からご相談を頂いたおかげで、業務が忙しくなってしまい数カ月ブログの更新が出来ていなかった CIENS株式会社の中の人です。

そんな間に Google マップも15周年を迎え、さらにユーザーの日常生活に密着したツールへと変貌を遂げつつあります。 Google マイビジネスにおいても長らくベータ版が続いていた「商品」機能が実装されるなど、大きな変化が生じていることを感じる今日この頃です。

弊社、CIENSが主に活動する九州においても、Google マイビジネスが徐々に地域に浸透しているのを肌で感じる出来事が増えてきました。 ただGMB(Google マイビジネス)を使い始めた方や、これから使ってみようかと悩んでいる方々から『Google マイビジネスって何をすればいいのですか?』『これって結局費用をかけないとお客様増えないんですよね?』といった登録してみたものの何をすればいいのか迷ってある姿も多く目にするようになりました。

Google マイビジネスをどのように使っていくのか、それは各々が営まれているビジネスによって変わります。(機能面も業種によって使える機能、使えない機能があるので。) ただ Google マイビジネスを使う上での基本的な考え方そのものは大差がないと考えています。

そのような基本についても記事を書いていくと同時に、YouTubeを使ってブログと同じ内容を講義形式でアップすることで、文章を読むだけでなく動画を目で見て耳で聞いて、より理解を深めて集客につなげてもらえればと思ってます。 動画を見てから記事を読む、反対に記事を読んでから動画を見る。 そんな感じで使って頂けると嬉しい限りです。

そんな再スタートの、第一回目は基本中の基本となる「Google マイビジネスって何?」と題してお送りさせて頂きます。

Google マイビジネスは、あなたのお店やビジネス情報を管理する無料ツール

 

| Google マイビジネスは集客ツールではなく管理ツール

お客様から問い合わせを頂く際、『Google マイビジネスって無料の”集客”ツールがあるって聞いたので、教えてほしいのですが…』というご連絡を頂戴します。 確かに集客に繋がりやすくなるサービスという視点では間違っていませんが、単純に Google 版の広告やチラシのようなサービスだと考えてしまうと、少しマイビジネスの本質から離れてしまう気がします。

もちろん Google マイビジネスに興味があって読んでくれている大半の方は、お店やビジネスの集客に繋がることを期待した上での情報収集の一環だと思いますので、できるなら闇雲に使うのではなく、ちょっと面倒かもしれませんが基本的な面を理解した上で使用する方が、先々の結果という点では大きな違いになりますので、基本からしっかりと理解しておくことをおススメします。

まずは Google が、マイビジネスをどのように説明しているのかを確認してみます。

Googleマイビジネスは、Google検索やGoogleマップなど、Googleのサービスに、ビジネスやお店などの情報を表示し管理するための無料ツールです。

この説明を見る限りでは、どこにも”集客”の文字はありません。

ここに書かれているのは、あくまで Google 検索やマップに情報を表示させて、管理するための無料ツールという位置づけです。 では、なぜ検索やマップに情報を表示させ管理するツールの事を、多くの人が集客の道具だと思い込んでしまっているのかということと、実際になぜ集客に効果があるのかというマイビジネスの根幹に当たる部分から説明していきます。

 

| Google サービスへの情報表示とお客様の行動の関係性

では実際に Google が説明する「Google マップや Google 検索など Google のサービスにお店やビジネスなどの情報を表示」というのは、Google マップや検索のどこに情報を表示できるようになることなのかを確認しましょう。

百聞は一見に如かずなので、下の画面を確認してみてください。

Google 検索の画面では、検索結果の右側に、お店やビジネスについての情報が表示されています。

Google検索のリスティング表示

同じくGoogleマップでは、左側にお店やビジネスについての情報が表示されています。

Googleマップのリスティング表示

Google が説明している「お店やビジネスなどの情報を表示」というのは、ここに表示されている情報の事を示しています。 この表示されている情報を無料で管理できるようになるサービスが、Google マイビジネスです。

ちなみに Google マイビジネスを使って管理できるようになる情報の事を「リスティング」といいます。 リスティングを日本語にすると一覧表や(一覧表の)項目・事項などの意味になります。 お店やビジネスを表わすための事項と考えればしっくりくるかもしれません。 この「リスティング」という言葉は、マイビジネスを利用しているとよく目にしたり耳にすることになるので、できれば覚えておきましょう。

では、なぜ情報が表示され管理できることで集客に効果が出てくるのでしょうか? 下の図を見て頂くと分かりやすいかと思います。 左右にあるのは九州のとある県で「雑貨」で検索した時に表示される店舗のリスティングを比較したものです。 (左のお店については、弊社でストリートビューの撮影と、マイビジネスのレクチャーを行わせて頂いた先です。)

マイビジネスで情報を管理するだけで魅力が変わる

もし自分が知人への誕生日プレゼントに雑貨を購入したいと思っているならば、どちらに行きたい、どちらで購入したいと思うでしょう。 それでなくともパッと見、左のお店の方が魅力的に感じられるのではないでしょうか。 これが情報を表示させ管理することができる Google マイビジネスの大きな強みです。

大半の人がスマートフォンを持つ時代となり、行きたいお店を探す際にはインターネットを活用するのが当たり前になりました。 その際に利用される頻度が高く、お客様の目につきやすい Google 検索やマップの情報を管理しておくこと、表示させる情報を充実させて、他社と差別化しておくことには大きな意味と効果があると思いませんか?

 

| お客様がお店に寄りたくなる導線としての役割

個人的な意見なのかもしれませんが、Googleマイビジネスは、テレビCMや広告のように能動的な集客手段と違って、受動的な「待ち」の集客に関する導線だと考えています。 例えばテレビCMや広告・チラシは出す方が能動的に動いて集客するいわゆる押す(プッシュ)型の集客手段ですが、マイビジネスは検索やマップを利用する見込み客に興味を持たせて引き込む(プル)型の要素が強いからです。(ただGoogleは、ここにプッシュ型の集客要素を組み込もうとしている気はしますが…その話は別の機会に。)

だからこそ、マイビジネスで表示させる情報は、地域の同業他社との違いを明確にして魅力を伝えるために心を配る必要があって、出来る限り多くの人の検索に引っかかってくることにポイントがあります。 Google マイビジネスを集客ツールではあるけど、マイビジネスにチャレンジしようと考えている人が想像しているであろう能動的な集客ツールとは、若干の違いがあるといった点がここにあります。

Google の説明を補足するなら「お店やビジネスをお客様にどのように見せ、見た時にどのように感じてもらい、行きたいと感じてもらえる情報を表示するのかを管理する無料ツール」といったろころかもしれません。

そんな「Google マイビジネスとは何か?」についてぼんやりとでも理解いただけましたか。 解説だけでは、なんとなく分かり難かったという人もいらっしゃるかもしれませんが、これからも実際の使い方だけでなく基本の部分についても繰り返し解説していきますので、使いながら時々見返して頂くときっとどこかのタイミングで腹に落ちると思います。

まずは、この点を意識しながら自社のマイビジネスの情報を見直してみませんか? ちょっと違った視点で見ることができるようになると思いますよ。

 

| Googleマイビジネスとは何か?の解説動画

セミナーで大勢の前で話をするよりも、よほど難しかった動画撮影でした。 御聞き苦しい点もあるかもしれませんが参考にしてなれば幸いです。


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